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粉体塗装とは

粉体塗装とは?

粉体塗装とは、粉状の樹脂塗料(粉体塗料)を吹き付けたり、流動化させて粉体塗料の中に付け込むことで、被塗物の表面に塗膜を形成する塗装方法です。

被塗物に付着させる方法は、静電気を利用し付着させる方法(静電吹き付け法)と予め被塗物を予熱し、粉体塗料を溶着させる方法(流動浸漬法)の2つがあります。
塗装膜を調整しやすいのは静電吹き付け法(40〜100μ)、一度で厚膜を得られるのは流動浸漬法(200〜1000μ)です。

塗装後に粉体塗料の加熱・溶融・効果の行程(焼付乾燥)が必要な為、工業用の塗装方法として1960年代から使用されています。

粉体塗装の特徴は
①有機溶剤を使用しない為、人にも環境にも優しい。
②塗料の回収・再利用が出来る。
③一度に高膜厚で塗装が可能。
④塗料は危険物では無いので取り扱いが容易。
⑤塗料のタレが起き難い為、塗装の特殊技能がなくても塗りやすい。
等があります。