PBTシステム

パーカーエンジニアリングは環境保護と生産性の向上の両立を目標に、塗装システムの開発取り組んでいます。その一つが、水洗式塗装ブースのための画期的な塗料スラッジ処理システム「PBT(パーカー・バイオトロン)システム」です。

  • 塗料スラッジを微生物に生分解させる塗装工場の最新バイオテクノロジー!
  • 化学薬品を使わない地球環境にやさしい安全な塗料スラッジ処理システム!
  • 塗料スラッジを瞬時に分解!

PBTシステムとは?

バイオテクノロジーにより塗料スラッジを処理するシステムです。

従来の化学薬品(凝集剤など)による凝集法ではなく、微生物を利用して瞬時に分解を行います。
塗料中の有機物(樹脂成分)が水と二酸化炭素に分解され、顔料成分だけが砂状スラッジになって沈殿します。

PBTシステムの効果
コスト削減
  • スラッジ廃棄費用の削減
  • ブース清掃周期の大幅延長による水使用量の削減
作業負担の軽減
  • 水槽、静圧室などに付着する塗料の剥離作業の軽減
  • 遠心分離機による回収の機械化(自動・手動)
臭いの低減
  • 循環水中の溶剤臭、水の腐敗臭が大幅に減少
  • 水の腐敗速度が遅くなり、ブース循環水の長期利用が可能に

導入実績

■導入実績

PBT導入による産業廃棄物・清掃作業時間の低減実績


PBTの使用例

■PBTの使用例

小型システム

塗装ブースの循環タンクにリアクターを入れ、エアレーションするだけの簡単導入システムです。

中型システム

曝気装置や遠心分離機を装備したハイグレードシステムです。
バイオのパワーを十分に発揮させスラッジ回収をしっかり行うことができます。

大型システム

大規模な水量に対応したシステムです。
これまで対応できなかった100トン、200トン規模の水量でもご利用いただけます。

PBTの種類

■導入実績

1.PBT-21

バイオトロン初代タイプ。1999年に輸送機器メーカーの部品UV塗装機へ導入以来、主に新設ラインで実績を上げています。

管理はお客様自身が実施し、週ごとに微生物、活性化液、活性化剤を投入します。

2.PBT-Light

主に小型ブースを対象にリアクター容器を循環水に入れて、エアーを供給するだけの簡単導入システムです。
塗料(アクリル、UV)の適合範囲がやや狭いのが難点です。

3.PBT-Super

環境適合性が高く、ほとんどの塗料に対応できます。

4.PBT-Handy

ブースに直接、菌体を投入するタイプです。現在ご使用の凝集剤の感覚で、ご利用いただけます。培養槽により、大水量にも対応できます。

5.PBT-Future

ブースに直接、菌体を投入する液体タイプです。塗料の使用量に比例して製剤量を決めますので、定量供給装置を使用すれば、凝集剤と同様の管理ができます。

PBTシステム用サプライ品

PBTシステム運転のサプライ品として、特殊微生物、微生物培養のための活性化液、活性化剤などをご用意しています。

水洗式塗装ブース用サプライ品PBTシステム用サプライ品

商品ラインナップ一覧

  • PBT-future
  • PBT-Super
  • PBT-Light
  • PBT-21
  • PBT-Handy