桑原電工株式会社 様

〒806-0001 福岡県北九州市八幡西区築地町10番20号

業種:モーター/発電機のメンテナンスや製作

ジャバラ乾式塗装ブース
コーアツ工業の建物

今回、新工場の建設にあたり導入されたのが、当社の「ジャバラテント塗装ブース」。数トンにも及ぶ大型製品の塗装作業において、クレーンによる搬入出をスムーズに行うため、伸縮可能なブースの機能性に着目いただきました。 
本インタビューでは、導入の背景や決め手、実際の使用感、そして今後の期待について、角田社長をはじめ、現場のご担当者様にお話を伺いました。

桑原電工に導入した大型乾式ジャバラブース

ジャバラ式塗装ブース

導入時期

2025年 7月

導入設備の概要

ジャバラ式塗装ブースPFB-3500H、粉塵用塗装ブース、他

被塗物について

モーター、コイル 他


Q.1

御社の事業内容を教えてください

当社は、モーターや発電機のメンテナンス、絶縁診断、さらには製品の設計・製造までを一貫して手がけています。特に、独自技術による高圧電動機・発電機の絶縁診断システム「CLiPS(クリップス)」は、多くのお客様から高い評価をいただいています。
 
  一般的に、メンテナンス会社が設計部門を持つことは稀ですが、当社ではお客様のご要望に応じた仕様変更や製品改良にも対応できる体制を整えています。これは、電機メーカーと同等レベルの技術者を社内に擁しているからこそ可能なことです。 
 
  お客様と対等な関係を築くためには、技術的な見解をしっかりと示すことが不可欠です。それが信頼につながり、長期的なパートナーシップの礎となります。 
 
  また、当社の強みは「スピード」です。例えば、メーカーでは修理に1年~1年半かかるケースでも、当社なら半年で完了させることが可能です。もちろん、スピードだけでなく、品質を最優先に考えています。品質を守るためには、技術力だけでなく、それを支える設備環境の整備が欠かせません。今回のような設備投資も、品質を維持・向上させるために必要不可欠な取り組みです。 

Q.2

当社にお声がけいただいた経緯を教えていただけますでしょうか?

2008年、別工場で分解作業専用のブースを導入した際に、パーカーエンジニアリングさんにお世話になりました。そのときの対応実績から今回もお願いすることに決めました。

Q.3

ジャバラテント塗装ブースの導入を決めた理由は何ですか?

塗装対象は数トンにもなる大型製品で、クレーンを使ってブース内に設置・取り出しを行います。その際、障害物があると作業に支障をきたします。ジャバラブースの「伸縮・開閉機能」により、必要なときだけブースを展開できる点に大きなメリットを感じ、導入を決定しました。

桑原電工に導入したジャバラ式塗装ブース正面の写真

ジャバラ式塗装ブース

Q.4

導入後に最もメリットを感じた点を教えてください。

新工場の建設前は、作業環境に課題が多く、排気や空調が十分ではありませんでした。今回の塗装ブースでは、適切な排気能力を備えた設備設計をしていただき、作業環境が大きく改善されました。快適な環境の実現に向けて、丁寧にサポートいただけた点も、非常にありがたく感じています。

Q.5

現場作業者からの反応はいかがでしょうか?

設備がわかりやすく使いやすいとの声や、設備の能力に大変満足しているようです。

Q.6

提案から施工まで、当社の対応はいかがでしたでしょうか?

今回は4か所に異なるスペック・用途のブースを設置するという難しい注文内容でしたが、すべて納期通りに仕上げていただきました。確実な対応に感謝しています。

Q.7

今後当社に期待する技術やサービスがあれば教えてください。

フィルター交換やメンテナンスなどのアフターフォローについて、今回のように迅速かつ丁寧な対応を今後も継続していただけることを期待しています。


桑原電工の角田社長

笑顔で迎えてくださった角田社長、お忙しい中ありがとうございました。