前処理装置/電着装置
それぞれの製品に求められる表面処理にあわせて、脱脂、洗浄、皮膜化成処理、さらには電着槽で塗料を析出させる電着処理が行われます。これらの工程は、製品の最終品質に深くかかわる重要な処理工程です。
パーカーエンジニアリングは、次世代型表面処理剤への対応など、最新の技術の提供に加え、多岐にわたる業種のお客様からの要望に応えてきた経験から、お客様に最適な設備を提供することが可能です。
前処理装置
次世代表面処理剤に対応
日本パーカライジングとの協力により、新型表調レス設備を万全の体制で提供いたします。
PALLUCID(次世代表面処理剤)

表面調整工程に使用していた薬剤・供給水が不要となり、ライン長短縮・排水処理コストの削減が可能です。
また、化成スラッジ発生量はリン酸亜鉛の1/10以下と大幅に削減。ノズルや配管の詰まりの大幅低減を可能にし、コスト・環境負荷の軽減にも貢献します。
さらに、リン・ニッケル・マンガンを含まないので、リン酸亜鉛処理に比べ重金属を低減。厳しい排水規制にも対応した、環境にやさしい塗装前処理を実現します。
パーカーエンジニアリングでは、塗装対象物の性質、大きさ等に応じてスプレー・ディップ処理を選択いたします。また、従来型の表面処理剤にも対応することも可能です。

電着装置
お客様のニーズにあった防錆性能を実現する設備提案
自動車以外の産業では、前処理後に電着塗装を行わずに、溶剤塗装や粉体塗装を行う事例が多くありました。しかし近年では、製品に高い防錆性能が求められることが増えてきており、電着塗装を採用されるお客様も増加しています。
パーカーエンジニアリングでは、自動車ラインで培った豊富な経験をフルに活かし、塗膜品質、塗料使用量、ランニングコスト等の点においてお客様に満足して頂ける設備をご提供いたします。

連続式部品電着装置の例

タクト式部品電着装置の例