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外部荷電方式/摩擦荷電方式の違い

外部荷電方式と摩擦荷電方式の違い

項目 外部帯電(コロナ)ガン 摩擦帯電ガン
・コロナ荷電方式:コロナ放電極で発生するイオン(通常負極性)により荷電 ・摩擦(トリボ)荷電方式:ガン内部の荷電部と塗料との摩擦による荷電
・比較的高い ・比較的低い
・比較的悪い(ファラデーケージ効果により凸部への貫入性低下) ・比較的良い(外部電界が無いのでファラデーケージ効果が生じない)
・生じやすい(静電反発の膜厚限界が低い)
塗膜の静電反発部は焼付後、オレンジピールとなる
・生じにくい(フリーイオンが存在しないので相当程度膜厚が厚くなっても生じない)
・有(ファラデーケージ効果により被塗物エッジ部の膜厚大) ・無(ファラデーケージ効果は生じない)
・やや粗い ・滑らか
・ガン本体の構成部品は殆ど磨耗しないので交換の必要がない ・荷電部の磨耗が激しく定期的な交換が必要となる
・良い(塗料搬送エアや印加電圧等の塗装条件を任意設定可能) ・悪い(荷電は成り行きになるので塗装条件の管理が難しい)
・特に選ばない ・使用する塗料によって荷電効率が大きく変わる
場合により帯電助剤が使用される
・静電反発の抑制と貫入性の向上はフリーイオントラップの適用で改善可能 ・最近ディスク型トリボも商品化